重要 当社を装った不審なメール・電話にご注意ください
Glossary

IT用語集

お客様との打ち合わせで用いられることの多いIT用語を、当社の解釈とあわせて掲載しています。 正確な定義は各規格・各ベンダーの一次情報をご確認ください。

アセスメント
システムやネットワークの現状を調査し、課題と改善の選択肢を整理する作業。移行や刷新の判断材料をつくることが目的で、実装作業には含まれない。
イミュータブルバックアップ
取得後に書き換え・削除ができない設定にしたバックアップ。ランサムウェアによってバックアップごと暗号化される事態を防ぐ目的で用いられる。
インシデントレスポンス
セキュリティ事故が発生した際の、検知から封じ込め・復旧・再発防止までの一連の対応。事前に手順と連絡体制を定めておくことが前提となる。
エスカレーション
運用担当者の権限や知識で判断できない事象を、上位の担当者や専門チームへ引き継ぐこと。引き継ぐ条件を明文化しておかないと、判断の遅れにつながる。
オブザーバビリティ
システム内部の状態を、ログ・メトリクス・トレースから外部より推測できる度合い。単なる監視と異なり、想定していなかった障害の原因追跡を可能にすることを狙う。
オンプレミス
自社が保有・管理する設備上でシステムを運用する形態。クラウドとの対比で用いられる語で、クラウド普及後に生まれた呼称。

可用性
システムが継続して利用できる度合い。稼働率(%)や、年間の許容停止時間で表す。可用性を上げるほど費用も上がるため、業務上の必要水準を先に定める必要がある。
仮想化
1台の物理サーバー上で複数の独立したサーバー環境を動作させる技術。設備の利用効率を高める目的で、クラウド普及以前から広く用いられている。
ガバメントクラウド
日本の行政機関・地方自治体が共通で利用することを想定して整備されたクラウド利用環境。自治体の情報システム標準化の基盤として位置づけられている。
観測点
監視において、異常を検知するために値を取得する対象。観測点が多すぎると通知が埋もれ、少なすぎると検知漏れが生じる。
既存資産の棚卸し
稼働中のサーバー・ソフトウェア・契約を洗い出し、用途と利用状況を確認する作業。移行計画の前提となるが、実務上ここで最も時間を要することが多い。

冗長化
同じ機能を持つ機器や経路を複数用意し、一方が停止しても継続できるようにすること。費用は増えるため、止まった場合の業務影響と比較して判断する。
スケールアウト/スケールアップ
処理能力を高める二つの方向。台数を増やすのがスケールアウト、1台の性能を上げるのがスケールアップ。システムの構造によって適する方式が異なる。
責任分界点
提供者と利用者の責任範囲を分ける境界。クラウド利用時は、事業者が担う範囲と利用者が担う範囲を誤解しないことが重要となる。
サイロ化
部署やシステムごとにデータや業務が分断され、横断的な活用ができない状態。技術的な問題より、組織上の要因で生じることが多い。
サイジング
必要な処理能力・容量を見積もり、確保する資源量を決めること。過剰だと費用の無駄となり、不足だと性能問題を招く。
シングルサインオン(SSO)
一度の認証で複数のシステムを利用できる仕組み。利便性の向上に加え、認証の窓口を集約することで権限管理を統一しやすくなる。
ゼロトラスト
社内ネットワークの内側であっても信頼せず、アクセスのたびに利用者・端末・条件を検証する考え方。境界防御を前提とした従来の設計との対比で語られる。
SLA(サービスレベル合意)
提供するサービスの品質水準を、稼働率や応答時間などの数値で定めた合意。未達時の取り扱いも併せて定義することが一般的。
SOC(セキュリティオペレーションセンター)
セキュリティに関する監視と初動対応を担う組織・機能。自社で運営する形態と、外部へ委託する形態がある。

棚卸し(権限)
利用者に付与されている権限が現在も必要かを定期的に確認する作業。異動・退職に伴う不要権限の残存を防ぐ。
停止時間(ダウンタイム)
システムが利用できない時間。計画的なものと計画外のものを分けて管理する。
ディザスタリカバリ(DR)
災害等による大規模障害からの復旧のための備え。遠隔地への複製や、切替手順の整備が中心となる。
多要素認証(MFA)
知識(パスワード)・所持(端末)・生体などのうち、複数の要素を組み合わせて本人を確認する方式。パスワード漏えい時の被害を抑える基本的な対策とされる。
段階移行
システム全体を一度に切り替えず、対象を分割して順次移行する方式。停止時間を抑えられる一方、移行期間中は新旧の並行運用が必要となる。
データレイク
構造化・非構造化を問わず、加工前のデータをそのまま蓄積する保管領域。用途を後から決められる反面、整理の方針がないと利用されないまま肥大化しやすい。
特権ID
システムの設定変更や全データへのアクセスが可能な管理者権限のID。利用者・利用時間を限定し、操作記録を残すことが求められる。

フェイルオーバー
障害を検知して、待機側へ自動的に処理を引き継ぐこと。切替が正しく働くかは、実際に試さないと確認できない。
ペネトレーションテスト
攻撃者の視点で実際に侵入を試み、防御の実効性を確認する検査。脆弱性の一覧を出す診断とは目的が異なる。
ボトルネック
全体の性能を制限している箇所。ここを特定せずに資源を増やしても、費用だけが増えて効果が出ない。
バックアップ世代管理
いつ時点の状態へ戻せるかを設計し、複数時点の複製を保持すること。日次・週次・月次を組み合わせて保持期間と費用の釣り合いをとる。
標的型攻撃
特定の組織を狙い、業務を装ったメール等で侵入を図る攻撃。無差別型と異なり、事前調査に基づいて内容が作り込まれる点に特徴がある。
負荷試験
想定される利用量を再現し、性能上の限界と挙動を確認する試験。本番と同等の条件で行わなければ、結果の意味が乏しくなる。
踏み台サーバー
内部システムへ接続する際に必ず経由させるサーバー。接続経路を1か所に集約し、操作の記録と制御を容易にする目的で置かれる。

英字

API
ソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするための取り決め。システム間連携の基礎となる。
CSIRT
組織内のセキュリティ事故対応を担うチーム。平時の情報収集と、有事の指揮を役割とする。
EDR
端末上の挙動を記録・分析し、侵入後の不審な動作を検知する仕組み。侵入を防ぐ対策との組み合わせが前提となる。
IdP(アイデンティティプロバイダー)
利用者の認証を担い、各サービスへ本人確認の結果を渡す役割。シングルサインオンの中核となる。
MDM
業務で使う端末の設定・アプリ・紛失時の対応を一元管理する仕組み。
SBOM
ソフトウェアに含まれる部品(ライブラリ等)の一覧。脆弱性が公表された際に、影響範囲を素早く特定するために用いられる。
SRE
運用を対象にした工学的な取り組み。目標値を定め、その範囲内で変更速度と安定性の釣り合いをとる考え方。
BCP(事業継続計画)
災害や事故が発生した際に、事業を継続または早期に再開するための計画。IT面ではバックアップ拠点や復旧目標時間の設定が中心となる。
CI/CD
変更の統合と提供を自動化する仕組み。手作業を減らすことで、リリースの頻度と品質の両立を図る。
IaC(Infrastructure as Code)
サーバーやネットワークの構成をコードとして記述し、同じ環境を再現可能にする手法。構成情報の属人化を防ぐ効果が大きい。
RPO(目標復旧時点)
障害発生時に、どの時点のデータまで戻ることを許容するかの目標値。バックアップの取得間隔を決める基準となる。
RTO(目標復旧時間)
障害発生から復旧までに許容される時間の目標値。短くするほど設備と運用の費用が増えるため、業務影響と併せて決定する。
SIEM
各種機器やシステムのログを集約し、相関分析によって脅威の兆候を検出する仕組み。導入後、検知条件の継続的な調整が必要となる。
VDI(仮想デスクトップ)
利用者の作業環境をサーバー側で動作させ、端末には画面のみを転送する方式。端末側にデータを残さない構成が可能となる。
WAF
Webアプリケーションへの通信を検査し、攻撃と判断した通信を遮断する仕組み。アプリケーション側の修正が難しい場合の緩和策としても用いられる。

掲載用語数:49語(最終更新:2026年8月)